先日は、淀川の花火大会がありました。
今年は万博の花火を避けて10月に延期されたとのこと。
ワタシ、まともに淀川の花火を見たことがなかったので今年は観たいなぁと思い、近所の公園の展望台にお店終わりに駆けつけました。
この公園が山の中の公園で、夜に人が歩くことなんてそもそも想定されておらず本当に真っっっ暗なんです(笑)。 携帯のライトを頼りに前へ前へ急ぐ私たち。
目の前の暗闇にいつしかビルや家々の明かりがふわっと浮かび、どぉーんという音が聞こえてきました。視界が開け、森の道を抜けました。
あいにくの曇り空だったけど、とおーくに見えました!

淀川の方を見ていたら、左の方からも別の花火が上がりはじめて。
どうやら伊丹の花火大会も同時にやっていたようです。
目の前に広がる夜景が綺麗で、、しばらく余韻に浸りました。
近くで見る花火は迫力満点だけど、遠くから眺める可愛い花火も良いなぁ。
今日ご紹介する絵本『ひみつのはなび』は、この間京都の雑貨屋さんで出会った一冊です。一目惚れしちゃいました。

あらすじ
午後8時、わたしがおふとんに入ったとき、暗い夜空に突然パン パン パンと花火が浮かびます。パパから電話をもらったママとわたしは暗い道を歩いて展望公園に向かいます。展望台には一足先に向かったパパと町の人たちが集まっています。もう終わっちゃったかな、と思ったそのとき、ヒュー ヒュー ヒューと花火が打ち上げられました。たくさんの大きな花火が目の前の空を彩ります。


女の子はきっと普段8時くらいに寝ているのかな。夜道を歩いて展望台まで行くのはなかなかない体験だろうから、この子にとっては非日常の冒険でしょうね。怖かったかな、ワクワクしたかな、そんなことを考えます。(私はいい大人だけど暗い夜道はどきどきでした)
見晴しのいい高台、夜道、夜景と花火。先日の自分の花火体験と何だかシンクロしてる気がして、嬉しくなりました。
この絵本、刺繍と布のコラージュで作られているんですよ。ビーズやスパンコールで花火の煌めきが表現されていて、写真の撮り方なのかキラッと光っているんです。本当に可愛いんです!
刺繍アーティストMICAOという方の作品です。noteでこの絵本の制作について紹介されていました。この方は神戸に住んでいらっしゃり、なんと絵本は六甲山の中腹から眺めている設定になっているとのこと。私が眺めていたのも六甲山の東端だったので、だからシンクロを感じたのか〜〜。またまた嬉しくなる。
刺繍の絵本は本当に温かみがあります。いつも思いますが、こんなに手間とこだわりの詰まった宝物のようなものが1000円そこらで手に入るなんて、、、すごいです。しっかり堪能しよう。生み出してくれたMICAOさんと出版社さまに感謝です。
ぜひ読んでみてくださいね。
『ひみつのはなび』
MICAO 作
白泉社


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